007 カジノ・ロワイヤル

デヴィッド・ニヴンのパロディ版ではなく、最新作の方である。

主演のダニエル・クレイグが金髪だの目が青いだのと言・ト、本国では公開前はあまり評判が良くなか・スらしいが、蓋を開けてみたらこれはこれでいいらしいということにな・スらしい。

が、管理人の見たところ、何か007ジェームズ・ボンドというにはどこか違和感がある。動きはいい。歴代ボンド中、も・ニも瞬発力あるキレを見せたピアース・ブロスナンとは違・ス爆発力を感じさせる動きだ。

何かなあ、と思いを巡らしてみると、顔・肩の形かなあと思い当た・ス。ショーン・コネリーからピアース・ブロスナン(ジョージ・レーゼンビーはちょ・ニ除く)までのボンド役を销ラてみると、皆、面長で撫で肩のすら・ニした体型だ。それに比べてクレイグの場合、顔は正方形に近く、いかh・ナが・オりした体型である。この辺りに違和感を感じる原因があるような気がする。

さて、内容を見てみると、「ジェームズ・ボンドはいかにして007にな・スか」というコピーにしては、あまりにも内容がない。もう少し00昇格までの経緯を描いてもらいたか・ス。また、M役には前作までと同じ女優が出ていたが、若いころの007を描くのに同じM役というのはさすがに無理がある。

最大の欠点は、クライマックスの迫力が乏しいことだ。
これは冒頭の高層建築物上のアクションシーンがあまりにも出来過ぎていらキとの弊害だ。冒頭にあれだけのアクションを見せられれば、クライマックスはさぞやと期待せずにはいられないが、結局、これを上回るシーンは出てこなか・ス。
クレイグの硬い演技にしても、良質な材料は揃・トいるのに、その素材をうまく活かせてないという印象が強い。
とい・ト悪い作品ではない。007ではないアクション映画として見れば、なかなかの好作品である。とくにきれいなカメラワークは印象に残る。

次回作に期待したい。

ストライカーM1126兵員輸送車 【AFVクラブ1/35】~その1

管理人が所属している軍用車輛模型愛好会「ホイールナッツ」の今年の課題作である。

尾崎会長が「来年は、自らを犠牲にして仲間を救った兵士の名を冠した“ストライカー”を作ろう」と声をかけていたものだが、その尾崎さんは、残念なことに数か月後に急逝してしまった。

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昨夏時点で発売されていたのはドラゴン版だけで、今回のAFVクラブ版はまだ販売されていなかったが、果たして尾崎さんはストライカーを作っていたいたのだろうか。

ホビーショーでは尾崎さんの遺作が展示されることになっているので、ひょっとすると、そこで同氏の渾身の力作が見られるかもれない。

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さて、このAFVクラブ版ストライカーは、昨年秋から作り始めていたもの。

しばらくほったらかしだったが、そろそろホビーショーへの出展準備ということで、再開したものだ。
今のところ半分くらいの組み具合というところか。

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トヨダG1型トラック 【ファインモールド1/35】~その4

風邪のせいで半月近く、模型が作れなかったが、今日、やっとトヨダG1トラックの組み立てが完了した。

塗装はまだだが、これで一応完成。
と思い込むのがミソ(^_^;)

いずれ、5月の静岡ホビーショー出展用に、軍用としてカーキで塗装するつもり。

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細部の写真はこちら。

シャシーがブラックのため写真の発色が良くなくて見づらい部分があるが、ホイールのブラックに対してスタッドボルト、ホイールナットなどのシルバーが現物と同じパーツ成形色となっており、無塗装のままでもそこそこ雰囲気が楽しめる。

昨年秋のモデルグラフィックス付録「至高のゼロ」からのファインモールドスタイルである。

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ホイールナッツ界隈で当キットを手にした人の話を聞くと、もったいないということで実際に組んだという人はまだまだ少ないが、総じて「合いが良さそうだ。何より付録の資料集が詳しく書かれていてとても良い」という評判だ。

早い人なら2~3時間で組み上げることができる良質のキットなので、ぜひ組み立てをお薦めする(^_^)

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ベン・ハー

小学校の頃、よく二週に渡り、前編・後編としてテレビで放映していた。
 
そのころの印象としては、最後の馬車競争がクライマックスである史劇アクションというイメージが強か・スが、その後、ビデオを買・トノーカットで通して見たとき、初めてキリストの磔シーンまで含む人間ドラマであらキとを認識したものだ
 
ここに来てようやく、なぜ同じチャールトン・ヘストン主演の歴史スペクタクルなのに、こちらの「ベン・ハー」ばかりテレビで放映するのか判・ス。
 
単なるアクション映画では収まらない、練りに練られたストーリーがこちらにはあるのだと
 
 
まだ技術的にも哲Bが確立されていない時代、ほとんど生身のアクションでこなしているのが判・ト、何度見ても“凄い”と言わざるを得ない。
 

こちらも「十戒」と同様、数年に一回は見て、心のリフレッシュを図るべきだ

武士の一分

上映当時、木村拓哉主演で話題とな・ス映画である。
藤沢周平原作の映画は、どれもよくできていnラ、本作は時間が短いせいか、ストーリーは予抽利a的に進み、クライマックスも変にひねりもなく、シンプルに仕純I・トいる。
もう少しチャンバラシーンがあ・トもtY・スのでは? と思わせるほど刀の出番が少ない。
木村拓哉の剣さばきが垣間見られるのは、緒形拳との木刀での打ち込みのシーン。ほかにももう一か所、自宅庭での練習シーンが出てくnラ、正確に木刀を振り下ろすのを見ると、かなりの鏑Pを受けたように見える。

「下級武士にも一分の魂がある」という割には、敵役の坂東三棚ワ郎の意地悪さがあまり伝わ・ト来なか・スような・・・。

ラストで下女として家に戻・トいた檀れいが、何とも可愛い奥様ぶりを見せている。
決して大型時代劇とは言えないが、小気味いい作品に仕純I・トいる。

最近の調子

今年は、寝るときに湯たんぽを使・トいらオかげで風邪を引かなくていいな、と蠀Sしていたのに、3月に入・トから風邪をこじs_てしまい、以来、模型製作が止ま・トしま・トいる。
この週末は、金曜日から3日間寝たきりだ・スが、まだまだ回復への道は遠いようだ。

寝ているあいだに溜ま・トいたビデオを何本か見たので、ここ数日は映画ネタを語・トみたいと思う。

士魂魔道 大龍巻

ともと「士魂魔道」という原作があ・ト、それを映像化するにあたり、竜巻を取・トつけたような感じの映画である。原作に竜巻が描かれているかはわからない。
「士魂魔道」という題名が、何かおどろおどろしさを醸しだすが、内容は至・ト普通の時代劇である。

大坂城落城後の混乱の時代を背景に、若いころの松本幸四郎(当時は市川染五郎)ほかの面々がしぶとく生き抜いていくというもの。ヒロイン役の星由里子が非常に可憐だ。
貫祿十分の三船敏郎がたd┸d双てくnラ、ちょ・ニ設定に無理があるような・・・。

いやいや、そんな無理はせ些細なこと。この映画で無理な設定といえば、クライマックスの竜巻のシーン。峠の一軒家に集ま・ス主人公を除く一派をことごとく蹴散らしてしまうという、文字どおり荒唐無稽の設定なのだ。

しかし、ここで設定の無理さ鵜クをつついても何も始まらない。ここは、円谷英二の哲B(冒頭の大坂城落城シーンでも見られる)を思う存分堪能したい。
何しろ製作されたのは1963年、昨今の哲B満載のハリケーンのシーンに比べれcꀀt拙であらキとは否めないが、家の中が吹き飛ばされるシーン、茅葺きの家が吹き飛ばされるシーンなどは、スローモーションをうまく使・トなかなか臨場感溢れる仕純Iりにな・トいる。

時代劇に哲Bがおまけで付いたと思えば、なかなか楽しめる作品である。

【ペリー・ローダン】撤サパネル当選!!

まさかとは思・トいたが、早川書房の新年謝恩企画「宇宙英雄ローダン 撤サパネルプレゼント」に当選してしま・ス

この手の抽選ものにはとんと祉A管理人のこと、まず当たるまいと思・ト応附ツたことも忘れかけていた今日、パネルが届いた。
原画を複製したとのことだが、非常にきれいにできている。これを見ると、原画はアクリル絵具か? 早速、額を買・トこよう

左側が第50巻「超種族アコン」、右側が第100巻「アンドロメダへの道」(いずれも日本語翻訳版)の表紙絵、そして右下には、今冬刊行巻のプレゼント案内の裏槍・図柄にも採用されている、第50巻「超種族アコン」の口絵(だ・スと思う)~ラス=トオルのアウリス。
さらに依光隆画伯の直筆サイン入り。おまけに管理人のフルネームまで書いてもら・トいる
踀ヘ、秘かに第10巻「宇宙の不死者」のトーラが当たればいいな! なんて思・トいたのだが、アウリスも好きですよ

早川書房さん、どうもあvbとうございました

メールストロームでの邂逅 【宇宙英雄ローダン・シリーズ 344】

Nr687 【メールストロームでの邂逅】 ウィリアム・フォルツ

イモムシ知性体の勢力域とな・トいh閨[ルストロームでのランデブー劇だ。

ローダン側からアラスカ、アトラン側から(前巻から引き続き登場の)技術者たち。最後にはめでたくローダンの元に集結すnラ、イモムシ世界の愚鈍と思われていた支配者が踀ヘそうではなか・ス? と思いきや、それまでの数話、話を引3」・トきた感のある踀ヘ者No.2をあ・ウり殺してしまう。

次のNr688a竄、だが、本巻は、重要な登場人物をあ・ウり殺してしまうのが撤Fだ。

それにしても、アラスカの殲滅服、防護能力が高いのはわかnラ、今一つどのような能力を持つのかよくわからない。

Nr688 【ひとりぼ・ソの戦い】 H.G.フランシス

フランシスという作者はこれまで気にも留めていなか・スが、ここ最近の話ではなかなか秀逸な作品だ。

舞台はアトランが残・ス銀河系内のとある惑星。
ラール人の傀儡政権ながら銀河系を支配する超重族レティクロンの手先として、市民を洗脳する役割を演じる本編の主人公ワッツェル。
その正体は、レティクロン政権の転覆を狙う太陽系碑o﨣ヌの工作員だ。

レティクロン側もスパイを放ち、親しい友人達も本当の敵か味方かわからない。
そんな中、アトランのUSOスペシャリスト救出コマンドが惑星潜入に成功する。

一人また一人と仲間を失いながらも仕掛けた爆弾が炸裂し、反撃が開始された・・・。

なかなかの人物描写。これは新たなる登場人物かと期待したのも束の間、ワッツェルは死んでしまう。
ローダン・シリーズでは、主要な登場人物を死なせらキとは稀だ。これだけ活躍させたら別の場面でも登場させればいいのにと思・トしまう。なんとも・スいない。アトランが「その工作員に会・トみたい」とまで言・トいるのに。
また、レティクロンの超能力封じに身に着けていた共生体をはずすよう勧めた友人の正体も、結局不明のままだ。

まあ、こうした各編の主人公をぜいたくに使い捨ててしまうところがこのシリーズの凄いところでもあるのだが。