きらら二日目


我が家に来て、一晩明けたきららの様子。

 

 

 

食欲は非常に旺盛だ。
ペットショップでは、ドライよりウェットの方を好むと聞いていたが・・・。

すごい勢いでぱくつく。
アウリスはちょっと食べ、しばらく間をおいてまた食べるの繰り返しだが、このきららは食べ始めると止まらず、ひたすら食べ続けて平らげる。

よほど腹が減っているのだろうと、皿に追加を足す。
すると、その追加分も一気に食べ尽くす。

おいおい、さすがにそれは食べ過ぎだろうと思っていたら、ふと見ると、皿の横の方に食べたはずの餌が並べてある。

あれっ、さっき食べたはず・・・。
ははーん、やはり食べ過ぎて吐いたんだなあ、と気が付き、きららを抱き上げ様子を見るが、腹周りは相変わらずぱんぱん。
元気がいいことには変わりない。

一時的な食べ過ぎによるものか、どこか調子が悪いのか、少し様子を見ることとしよう。

アウリスの様子がおかしい・・・

毛玉症のアウリス。
相変わらず食欲が復活しないので、昨日、一昨日とチューブ状の薬を多めに投入(全然舐めようとしないので、強引に口の中にねじ込む。・°°・(>_<)・°°・。)

そして、今朝・・・。
毛玉の入ったウンチを期待したが・・・。
ウンチはなかった(;_;)

これはちょっとヤバいぞ!
体重を測ったら3.25㎏。
3.75㎏からすると0.5㎏も減ってしまっている。

もう、一刻の猶予もならない。
車にアウリスを乗せ、動物病院へ向かう。

先生にこれまでの経過を説明し、取り急ぎ、X線検査、詳細な血液検査を行うこととする。

15分ほど待って、検査結果の説明を受ける。

「非常に状態が悪い。黄疸が認められた。肝臓のタンパク代謝機能障害、肝疾患の兆候がある。膵炎或いは伝染性腹膜炎の疑いがある。正確な結果については、2~3日で判明する。」

そんなに悪い状態だったとは・・・。

点滴・注射の後、明日以降の点滴による体力回復(食欲回復)の治療方針の説明を受け、食欲増進剤の飲み薬+消化のよいドライフードを処方してもらい、帰宅する。

 

膵炎の場合、治療には長期間を要するが、伝染性腹膜炎の場合は、現在決定的な治療法が見つかっておらず、一週間持たずに死んでしまう可能性もあるという。

ずっと室内飼いだったアウリスがなぜ伝染性の病気に罹るのか訊ねたところ、ペットショップから引き取る前に、母猫やほかの猫から病原菌をもらっている(糞尿が着いた体毛を舐めることなどによる)可能性があり、実は世の中の多くの猫がこの病気のウィルスを潜在的に持っており、それが何らかの強いストレスを受けて免疫力が低下したときに、そのウィルスが発現するのだという。

「最近、だれか知らない人が家に来たとかの環境の変化があったのでは?」というので、2月の終わりにライト教授と所沢方面隊さんが一泊していったを思い出したが、それがストレスになっていたようには見えなかったし、ほかに思い当たる節は・・・。

2月以来、たかとら自身の精神面・体力面が著しく低下して、現在まで続いていることに思い当たり、血の気がさあーっと引いて行った(>_<)

これだ・・・。
自分が体調がすぐれないため床に臥せっているとき、アウリスが横に来てじーっと見守ってくれていると思っていたが、あれはたかとらを見守っていたのではなく、アウリス自身も体調に異変を来していた兆しだったのだ!

自分の体調不良により、アウリスの異変に気が付くことができなかったとは(>_<)

まさか、致命的な伝染性腹膜炎ということはない。
きっと膵炎に違いない。
一時は命に関わるところまでいったが回復できてよかった、と後でほっと思い出せることになることを信じて、とにもかくにも“もの”を食べて体力を徐々に回復させるのが先決、と心を鬼にして、ふやかしたドライフードを口に放り込むことを決意したのだった・・・。