地球死す 【宇宙英雄ローダン・シリーズ 25】 ハヤカワ文庫SF

Nr 49 【地球死す】 クラーク・ダールトン

いよいよ「銀河の謎~永遠の生命の星」の謎が明らかになる。

Nr 50 【アトラン】 K.H.シェール

ローダン・シリーズの超大物、もう一人の主人公とも言えるアトランが登場する。

※ この第10巻の表紙絵が、管理人の一番のお気に入りである。プラチナ・ブロンドの長い髪、氷のような冷たさも感じられる表情は、まさに銀河一の絶世の美女とい・ス風貌である。

銀河の時空を抜けて 【宇宙英雄ローダン・シリーズ 8】

Nr 15 【銀河の時空を抜けて】 クラーク・ダールトン

いよいよ「銀河の謎」探索の本格的スタートである。

銀河の謎は、不死族がヴェガ星系惑星フェロルに一万年前に仕掛けたもの。その不死族も今ではほとんど死に絶え、残りはただひとりの「不死者」と推察するに至る。

その謎解きの途中で、一万年前に地球を訪れていたアルコン人がフェロルも訪れていて、アルコン科学でも踀 サできていない物質転送機を目にしていたことが判明する。

不死者のセットした時間転換機で、一万年前のフェロルに移動させられたローダン一行は、アルコン人ケルロンと接触し、謎解きのヒントを入手し、現在時間に戻・トくnラ、過去で過ごした3日間は現踀條ヤではわずか30分に過ぎなか・ス。
そのとき、傍らにいたロボットがこう発言する。「不死者はどんな姿cハていない」と。
少しずつ正体を現してくる不死者。

著者のダールトンは、このとき以後のストーリーをそれほど想定していなか・スことが判る。このケルロンこそ、あと十数巻で登場し、ローダン・シリーズのもう一人の主役として鎗恂キらキとになるアトランその人のはずだ・ス?

Nr 16 【ゴルの妖怪】 クルト・マール

舞台はヴェガ星系第14惑星のゴル。
序盤から中盤までは、光球状のエネルギー生物との格闘シーンが続く。あれ、銀河の謎はどこに行・スの? という感じの展開だ。
ローダン・シリーズでは、いよいよこれからというときにほとんど関係のない話が挿まれらキとがしばしばあるので、焦・トはいけない さらに、関係のない話と思・トいたのが、踀ヘ重要な伏線だ・スことが激Hi譁セすらキとがあるので、気を抜けない。

本巻でも、終盤にな・ト突然、銀河の謎解きに話が戻・トくる。
今度、発見したのは「フィクティブ転送機」。送り側と受け入れ側のセットで機能する一般の物質転送機よりさらに発達した、受け入れ側を必要としない転送機だ。スター・トレックではポピュラーだが、ローダン・シリーズでは意外と高等技術に設定されているのがこの転送機だ。

このフィクティブ転送機により、ローダンたちはスターダストⅡ内に戻され、さらに未知の銀河に飛ばされる。不死者の超科学力に圧倒されるシーンだ。

※ それにしても、表題の「銀河の時空を抜けて」。なんて素敵な題名だろうか

時間地下庫の碑a@【宇宙英雄ローダン・シリーズ 6】

Nr 11 【ミュータント作戦】 クルト・マール

ヴェガ星系を太陽系と誤認して攻撃するトカゲ人間のトプシダー。
直径60mの球型搭載艇グッド・ホープで援護に向かうローダン。
正攻法では、とてもトプシダー艦隊には適うわけがない。
そこで、テレポーターのタコ・カクタ、雛汪痰フウリウ・セングらミュータント部隊の活躍により、トプシダー戦艦の奪取に成功する。


Nr 12 【時間地下庫の碑az クラーク・ダールトン

トプシダーから奪慈ョた直径800mの球型戦艦はスターダストⅡと命名される。のちに太陽系帝国艦隊のスターダスト級として量産されらキとになる戦艦の第一号の誕生である。

ひとまず、スターダストⅡでトプシダー艦隊を蹴散らしたローダンは、惑星フェロルで、高度な技術の産物である物質転送機を発見する。五次元超空間理論を解しないはずのフェロン人には作れない代物だ。では、い・スい誰が作・スのか?
いよいよ「銀河の謎」探索のスタートである。

フェロン人から「太陽より長く生きりa物」の伝説を耳にしたローダン。またもやミュータント部隊の活躍によjホ間地下庫に隠された転送機の製造方法を入手。
しかし、入手したのはそれだけではなか・ス。「永遠の生命の星」の事bかり。
クレスト、トーラの元々の宇宙探検の目的a竄黷セ・ス・・・。

※ このフェロン人が、5万年前のハルト人の攻撃から難を逃れ、ヴェガ星系へ住み着いたレムール人の末裔と判るのは、だいぶ後(日本版200巻以降の「カピンサイクル」)のことである

肉体喪失者の逃亡 【宇宙英雄ローダン・シリーズ 345】

Nr 689 【背信のスペシャリスト】 クルト・マール

誇り高いはずのUSOスペシャリストが同胞を犠牲にしてまで、超重族で銀河系第一ヘトラン(支配者)のレティクロンの元へ、命の代償というべきミュータントのタコ・カクタを送り届けnラ、あえなく殺されてしまう。

前編に続いての二重スパイの話と思・ト、いつその本当の正体を現すのかと期待していたが、結局は単なるスパイだ・ス。

Nr 690 【肉体喪失者の逃亡】 クルト・マール

前編の最後でUSOスペシャリストからレティクロンへ宿主替えしたタコ・カクタを、ラール人で七種族の公会議の司令官たるホトレノル=タアクが追い詰める。七種族のうちの一種族であるヒュプトン人の力を借りて。
いよいよ最激Hという瞬間、ホトレノル=タアクの代行者をうまく利用すらキとにより、カクタはUSOへの帰還を果たす。

前編に引き続いて日本人テレポーターのタコ・カクタが活躍する話である。これまでの日本語翻訳版全話を通じても、これだけカクタが登場する話はなか・スのではないだろうか。しかし、相変わもy性格設定に迭・がない。

メールストロームでの邂逅 【宇宙英雄ローダン・シリーズ 344】

Nr687 【メールストロームでの邂逅】 ウィリアム・フォルツ

イモムシ知性体の勢力域とな・トいh閨[ルストロームでのランデブー劇だ。

ローダン側からアラスカ、アトラン側から(前巻から引き続き登場の)技術者たち。最後にはめでたくローダンの元に集結すnラ、イモムシ世界の愚鈍と思われていた支配者が踀ヘそうではなか・ス? と思いきや、それまでの数話、話を引3」・トきた感のある踀ヘ者No.2をあ・ウり殺してしまう。

次のNr688a竄、だが、本巻は、重要な登場人物をあ・ウり殺してしまうのが撤Fだ。

それにしても、アラスカの殲滅服、防護能力が高いのはわかnラ、今一つどのような能力を持つのかよくわからない。

Nr688 【ひとりぼ・ソの戦い】 H.G.フランシス

フランシスという作者はこれまで気にも留めていなか・スが、ここ最近の話ではなかなか秀逸な作品だ。

舞台はアトランが残・ス銀河系内のとある惑星。
ラール人の傀儡政権ながら銀河系を支配する超重族レティクロンの手先として、市民を洗脳する役割を演じる本編の主人公ワッツェル。
その正体は、レティクロン政権の転覆を狙う太陽系碑o﨣ヌの工作員だ。

レティクロン側もスパイを放ち、親しい友人達も本当の敵か味方かわからない。
そんな中、アトランのUSOスペシャリスト救出コマンドが惑星潜入に成功する。

一人また一人と仲間を失いながらも仕掛けた爆弾が炸裂し、反撃が開始された・・・。

なかなかの人物描写。これは新たなる登場人物かと期待したのも束の間、ワッツェルは死んでしまう。
ローダン・シリーズでは、主要な登場人物を死なせらキとは稀だ。これだけ活躍させたら別の場面でも登場させればいいのにと思・トしまう。なんとも・スいない。アトランが「その工作員に会・トみたい」とまで言・トいるのに。
また、レティクロンの超能力封じに身に着けていた共生体をはずすよう勧めた友人の正体も、結局不明のままだ。

まあ、こうした各編の主人公をぜいたくに使い捨ててしまうところがこのシリーズの凄いところでもあるのだが。